僕は二度、捨てられた――。
借金のかたに尋希(ひろき)を買ったのは、蒼い瞳をした外国人・リーゼルだった。
売られるのは二度目。
初めは四歳の時、わけもわからず老夫婦の元で過ごした。
そして今回は、余命短い祖母のため、尋希は男の慰みものになる覚悟を決めた。
そして始まったリーゼルとの生活は、セックス以外は、とても平穏で……。
何を考えているかわからないリーゼルが、実は不器用な性格だと知り、惹かれていく尋希。
だが、ある日なぜか豹変したリーゼルに無理やり犯されてしまい――。
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